林檎の上で林檎の上で僕らは出会った まだ熟していない青い林檎の上で 一度だけキスをして 一度だけ抱き合って それから二人とも 滑り落ちてしまって 今でも滑り落ちている それでも君の瞳の輝きと あの林檎のいい香り は覚えているよ それともあれは 君の髪の匂いだったのか